3月17日は禅昌寺が元和元年(1615年)に創建された記念日です。当山では(令和5年)も例年通り、春季彼岸会法要および護持会総会を開催いたしました。
穏やかな天候のもと、多くの皆様方のご参列により、この度も無事に執り行う事ができました。これもひとえに皆様のご協力の賜でございます。また、参列が叶わずお送りいただきました回向帳もご一緒に読み込み、檀信徒各家先祖累代の諸精霊にご供養しましたことをご報告いたします。
「皆様、どうもありがとうございました。」 合掌
11月5日(土)、アフタヌーンコンサート「寺茶論」が開催されました。
フルートコンコード広島の浮穴 智子様(フルート)、日高 愛様(フルート)、河越 香織 様(ピアノ)によるモーツァルトやショパン、バッハなど 、とても素晴らしい音楽、美しいハーモニーを奏でていただき、本当に素敵な時間を過ごすことができました。
この度のコンサートは、新型コロナの影響により、3年ぶりの開催となりましたが、好天にも恵まれ秋晴れの爽やかな土曜日の午後のひととき、 ご参加の皆様も大変楽しんでおられた様です。
お寺では、平穏で心安らかな一時を皆様とともに過ごしたく「フルートコンコード広島」の皆様による演奏会アフタヌーンコンサート「寺(てら)茶論(さろん)」を開催する運びとなりました。
秋は爽やかな風と共に、虫の音に郷愁をそそられる時節です。荘厳な本堂で奏でられるフルートピアノの演奏を通して、心の奥深に触れてみませんか。
【日 時】 2022年11月5日(土)
13:30 開場 14:00 開演
【演奏者】 浮穴 智子(フルート)
日高 愛 (フルート)
河越 香織 (ピアノ)
【演 目】
J.シュトラウス/オペレッタ「こうもり」よりアデーレのアリア”失礼な冗談ね”
W.A.モーツアルト/フランス歌曲
「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲
H.マンシーニ/ひまわり
J.レノン/イマジン
F.ショパン/幻想即興曲 嬰ハ短調 op.38
― 休憩 ―
E.クロンケ/二匹に蝶々
E.サティ/ジュ・トゥ・ヴー
H.デュティユー/ソナチネ
F.& K.ドップラー/リゴレット幻想曲op.38
【入場料】 2,000円
【会 場】 日光山禅昌寺 本堂
〒732-0002 広島市東区戸坂山根3丁目2-7
※ お問い合せ、チケットのお申込は (☎:082-229-0618、FAX:082-229-0822、 E-mail:zenshoji@etude.ocn.ne.jp) 禅昌寺まで
フルートコンコード広島を支援する会
代表禅昌寺 住職 横山泰賢
令和4年9月24日(土)にご先祖様に報恩感謝の真を捧げ、心の安寧を養う秋季彼岸会法要を開催いたしました。
好天にも恵まれ多数の参列者の方々にお越しいただき、無事に修行する事が出来ました。また、オンラインによる多数の参加者もいらっしゃいました。
この度、ご参加が叶わず回向帳をお送り頂きました皆様の回向帳も読み込み、ご供養させていただいたことをご報告いたします。 合掌
お寺では、2019年11月16日に開催されましたフルート&ピアノ演奏会「アフタヌーンコンサート(寺茶論)」を最後に、しばらくの間(コロナ禍などの影響にて)コンサート等のイベントを一時休止しておりました。
しかしながら、昨今の感染防止対策強化やワクチン接種の有効性確認等により、この度新たに、国際的にも有名なお二人の演奏家をお招きした素晴らしい演奏会を開催できる運びとなりました!!
皆様この機会に、荘厳な本堂で奏でられる尺八&ピアノの調和演奏による美しい旋律・音色を通じて、心の奥深に触れてみませんか。
【日 時】 2022年6月19日(日)
13:30 開場 14:00 開演
【出演者】 黒田 鈴尊 (くろだれいそん)※尺八奏者
伊藤 優來(いとうすぐる)※ピアノ奏者
【演 目】🌻 アヴェ・マリア/バッハ=グノー
🌻 アヴェ・マリア/アストル・ピアソラ
🌻 最上川舟歌/山形県民謡
🌻 虚空/尺八古典本曲
🌻この素晴らしき世界/ジョージ・ダグラス など
【入場料】 3,500円/人 ※100名様限定
【会 場】 日光山禅昌寺 本堂
〒732-0002 広島市東区戸坂山根3丁目2-7
※ お問い合せ、チケットのお申込は (☎:082-229-0618、FAX:082-229-0822、 E-mail:zenshoji@etude.ocn.ne.jp) 禅昌寺まで
禅昌寺 住職 横山泰賢
3月17日は禅昌寺が元和元年(1615年)に創建された記念日です。当山では本年(令和4年)も例年通り、春季彼岸会法要並びに護持会総会を開催いたしました。※下記の写真および動画をご参照ください。
好天にも恵まれ多数の参列者の方々にお越しいただき、無事に執り行うことが出来ました。また、参列が叶わずお送りいただきました回向帳もご一緒に読み込み、檀信徒各家先祖累代の諸精霊にご供養したことをご報告いたします。 「皆様どうもありがとうございました。」 合掌
二月十五日は涅槃会です。お釈迦様がお亡くなりになった日です。
お釈迦様はお亡くなりになる直前に、集まってこられたお弟子様達に、最後のお示しを説かれました。そのお示しが仏遺教経(ぶつゆいきょうぎょう)としてまとめられています。
この仏遺教経に「不妄念(ふもうねん)」という教えがあります。「妄念しない」念を忘れないということです。
「不妄念ある者は、諸々の煩悩の賊(ぞく)、則(すなわ)ち入ること能(あた)わず。」と説かれています。
「念を忘れない人は諸々の煩悩に振り回されない。」ということです。
念とはどういう意味でしょうか。辞書を引くと一般的には「思い」とか「気持」という意味になりますが、仏教では心の働きを意味します。
「念」という字は「今」という字の下に「心」と書きますように、刹那刹那(せつなせつな)の心の働きです。つまり時を止めることはできないこの世において、私たちは今しか生きられない。その今を大切しなさいというお示しなのです。
「汝ら常に当に念を摂(おさ)めて心(むね)に在(お)くべし」とも説かれています。おさめるという字には物事に摂する「摂」という字が充てられており、むねという字には「心」という字が充てられております。
今今の連続の人生の中で刹那刹那の自己に摂し、その自己を忘れずに心に置いておきなさい。ということでが、日常生活でこれはなかなか大変です。刹那刹那の自分の心と向き合いながら、お仕事をしたり買い物をしたりと、いったいどれが自分の心なのか分からなくなってしまいます。ですから私は、この不妄念の実践が坐禅であると思っています。坐禅を組んでおるときには、様々な自分の思いが尽きることなく浮かんできます。しかし、その様々な思いに振り回されることなく、ただ黙って坐っているだけなのです。
自らの意識とは関係なく、自然に刹那刹那の自己に摂し、また煩悩に振り回せることもない修行なのです。
皆様も是非一度坐禅を組んでみて下さい。
禅昌寺禅昌寺住職 横山泰賢
今年も新型コロナウイルスの感染拡大により例年行われている行事ができない、或いは行けないという状況が続いており残念に思います。
私たちの人生には、このように思い通りにならない、自分の期待通りにならない事が度々あります。そんな時、何としてでも自分の思い通りにしようともがいてみたり、それに代わる新たな期待や楽しみを想像してみたりと、私たちの心は直ぐに自分の欲求を満たそう満たそうという方向に働きます。
その心の働きが、時にはそれまで気づくことが出来なかった事に気づかせてくれたり、新たな自分を見出したりと、様々な可能性も含んでいます。しかし、方向が少しでも異なれば、感染を拡大させる原因にもなりかねないのです。他人ごとではなく、私たちがこの命を生きるということは、そういう危うさを常に抱えているということだと思います。
もともと私たちの命は自分で選んだわけではありません。この大宇宙の様々な条件が上手く重なり合って生まれてきた命です。親の思いもその条件の一つです。私たち人間だけではなく、全ての生命が同じように、様々な条件が重なり合って存在しているのですから、誰か一人の思いや、何か一つの条件で存在しているものなど無いのです。にも拘らず、私たちの心は自分の都合に適うように適うようにと働いてしまうのです。それは生存競争に打ち勝つために与えられた人間の習性であるのですが、行き過ぎると結果的に、人類が生きていく事を難しくしてしまいす。自然環境の破壊や天然資源の枯渇、地球の温暖化など、既にこの大宇宙から人類への警鐘は鳴らされています。そして、その源を突き詰めて行くと、欲求に振り回される人間の都合ということになります。その本質を忘れることなく、何度も何度も気付きながら、大宇宙に生かされている命を生きることが、仏様の道だと思います。
言遍に帝と書いて「諦める」という字は、元々仏教用語で「真理を明らかにする」という意味があります。いま新型ウイルスの脅威にさらされている私達に出来ることは、自分の都合を手放しにして、諦めることかも知れません。ウイルスも負けてはいません。次から次に新種を生み出しては生存競争に挑んできます。
禅昌寺住職 横山泰賢
平成二十八年五月に大本山永平寺国際部部長を拝命し、以来五年余ケ月に亘り国際参禅部長、吉祥閣副監院などを奉職し、昨年十一月六日を以って退任いたしました。この間、百名を超える修行僧と共に報恩行に専念できましたことは、誠に有難い学びの機会となりました。これ偏に、禅昌寺東堂はじめ、檀信徒の皆様並びに関係各位の御法愛と御協力の賜と衷心より感謝いたしております。
退任式には禅昌寺檀信徒代表二十名の皆様にご本山へお迎えに来ていただき、大本山永平寺八十世南澤道人禅師様御導師により禅昌寺檀信徒各家のご先祖様ご供養を修行させていただきました。
その後、大本山永平寺七十九世福山諦法禅師様の本葬儀が厳修され、公務の引継ぎなどもあり、御本山と広島を何度も往復し、年が明けて漸く落ち着いた次第です 。
永平寺を開かれました高祖大師道元禅師様は
峰の色 渓(たに)の響もみなながら
わが釈迦牟尼の声と姿と
「目で見えるもの、耳から聞こえてくる響きすべてが、お釈迦様の声に聞こえ 姿に見える」
とお詠みになっておられます。私も選り好みすることなく、出会うところ全てがお釈迦様の御教えと心得て、皆様と共に更に辦(べん)道(どう)精進※して参りたいと存じます。何卒引き続き宜しくお願い申し上げます。
※ 辦(べん)道(どう)精進― 苦難と正しく向き合い、それを力に変え、まごころを 進めてゆく。(つまり修行のこと)
令和3年10月19日(火)より毎週火曜日の10:00から11:00まで、高齢者いきいきポイント事業の一環として、戸坂山根町内会および戸坂地域包括支援センター主催の『♪禅昌寺まであるこうや♪ 』 が行われます。※祝日は休み・雨天決行・警報発令時は中止となります。
どの地域からも、どなたでも参加OKですので、ポイント手帳をご持参の上、禅昌寺境内までのウォーキングに是非ともチャレンジして見てください!!※詳細につきましては、以下をご覧ください。