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(一)葬儀について
●葬儀は何故営まれるか
 葬式は、どんなに強欲な人間でも死によって、魔欲から解放され如来界に帰ると申しますが、釈尊のように生前に降魔成道というわけには行かない凡夫は、死後成仏のために罪根深重を懺悔し、仏戒を授かって清浄身になって逝きたいという願い思いと、送る側の死者に対する敬慕の念と、後生の冥福を祈る儀式として葬儀は営まれます。
●自分の逝き方を考えておく
 自分の菩提寺が決まっていない場合は、生前より自分が死を迎えた時には、誰に葬儀の導師(司祭)を努めてもらうかを決めておくのが望ましく、出来れば僧侶と親しい人間関係を作っておくことが望ましい、葬儀を執行する側から申しますと、全く存じないお方の葬儀を営むと言うことは、空しいものがあります。
所謂禅宗では引導法語を述べたり、戒名も授与しなければなりません。亡くなったお方がどの様な人生を送られたのか、趣味や人柄はどうだったのか全く知らないで、導師を勤めるのは空しいものです。従って突然の葬儀の対応は事務的に成ってしまいます。
●葬儀の費用
 最近の地方新聞の生活欄に葬儀の費用の相場は、百五十万円から二百万円程という記事を見たことがありますが、葬儀の費用というのは相場はこうだと一概には言えません。
祭壇をどう飾るかによっても、会葬者の人数によっても、葬儀会館でするか、自宅でするか、集会所かお寺でするかによって異なります。
葬儀の場所を決める場合最近の傾向として「隣近所に迷惑を掛けたくない」と言うことから、葬儀会館ですれば面倒なことがなくてすむという傾向があります。
一時代前の庶民の冠婚葬祭は隣近所がお互いに手伝いあっていました。葬儀の準備を隣組の人々が、故人生前のエピソードなど語りながらする内に、地域の仕来りの伝承と共に人情味豊な健全な地域社会が育まれていたのです。
その素晴らしいコミニティー活動が崩れつつあることは如何なものかと思います。
そこで人が亡くなって葬儀をする上で何をどう考えればいいか、私見を述べて参考になればと思います。

1. 式場を決めるに当たって。
葬儀の規模をどうするか、会葬者の人数・季節的なもの(暑さ寒さ)を考慮して親戚・菩提寺(お寺)・隣組・会社・故人の親しかった友人等と相談して決める。
2. 内輪だけで営む葬儀。
会葬者が20〜30人程度の場合、ご自宅の仏間で生花のみを飾ってという形から、祭壇を組でという形まで葬儀社にもよりますが、概ねの費用は、20万円程度から出来るようですが上は各自の思い思いに荘厳されても、数十万円ということではないでしょうか。
3. お寺を利用する場合。
本堂のご本尊さまの前にお棺をおいて生花のみお飾りしてという形から、各種祭壇を組むという形があります。
最小限必要経費は20万円程度から上は一概には言えません。しかしごく普通、百人以下の会葬者を想定した葬祭の葬祭料は、葬祭業者にもよりますが、葬儀社に掛かる全ての経費を入れて、数十万円台で済んでいるようです。
会葬者が大勢予想される場合の葬儀会館の利用は、会葬者のことを思うと色んな点で行き届きますが、家族を中心とした数名から百名未満の会葬者の場合は、大きな会場でするよりもお寺で営む方が、しんみりと落ち着いていいお見送りが出来るかと思います。

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